「寝る子は育つ」睡眠時に脳内毒素排出がスピードアップしていると判明!

2017/09/19

2013年10月17日、「就寝が脳内老廃物の排出を促して疾患を防いでいる」とする論文がアメリカの科学誌Science(サイエンス)に発表されました。

脳細胞に蓄積される老廃物には、アルツハイマー病の発症につながるとされるタンパク質アミロイドベータが含まれています。研究チームはラットを使った実験で、これらの老廃物がどのようにして脳内血管を通じて循環系から肝臓へと排出されるのかを調査しました。

その結果、脳内老廃物は脳脊髄液が脳組織を循環することで排出されるのですが、就寝中は脳細胞が約60%収縮することで脳細胞間のスペースが広くなり、脳脊髄液がより速く、より自由に流れて老廃物を効率的に排出してくるようになることが判明しました。

排出は「グリンパティック系」と呼ばれる循環システムの活動によるもので、目が覚めている時に比べて寝ている時にはその活動量が約10倍になるとみられています。

研究を主導したマイケン・ネーデルガード(Maiken Nedergaard)氏は「これらの脳機能はホームパーティーと同じで、来客を楽しませることと、散らかった家を綺麗にすることを同時にできないようなもの」と語ります。

米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)から支援を受けた今回の研究には、ロチェスター大学医療センター(University of Rochester Medical Center)のほか、共著者にオレゴン健康科学大学(Oregon Health and Science University)、ニューヨーク大学(New York University)の研究者なども含まれています。

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