水圧転写を施す様子を捉えた映像が実に面白い!
あらゆる製品において、複雑な形状の立体物なのに綺麗に塗装が施されているのを見て「これってどうやって塗装したんだろう?」と疑問に思うことがあります。
それらは「水圧転写」という技術で加工されていたんですね!
水圧転写とは立体物に対して複雑な色や模様を施すことができる加工技術のことで、平面に限らず曲面を含む複雑な形状を持つ立体物にもそのフォルムに沿ってデザインを施すことが可能。
転写水槽にぬるい温度の水を張り、PVA(ポリビニールアルコール)層とインク層を合わせた転写フィルムと呼ばれる非常に薄いフィルムを浮かべてその上から転写用溶剤を塗布します。
デザインフィルムには既に完成した時の模様が描かれていて、これを立体物に押し当てることで模様を貼り付けます。
例えば迷彩柄のヘルメット。
曲面を持つヘルメットひとつひとつに手描きで迷彩模様を描くとなるととても大変な手間になります。しかし水圧転写技術を用いれば、同じ品質のものを簡単に沢山作ることが出来るというわけ!
動画では、迷彩柄のほかにも色んな柄が紹介されています。
- 縞鋼板(チェッカープレート)の柄
- 文字柄
- カーボンファイバー柄
- 燃え盛る炎の柄
- 車のダッシュボードなどに使われている木目調のパーツ
Water Transfer Printing – Hydrographics – Wassertransferdruck Process | HG Arts
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