クラッシュしても復帰できる「Gimball」、ジャイロシステムを持った球体無人航空機
- この記事の概要
- スイスでジャイロシステムを持った球体の無人航空機「Gimball」が開発された
- 日本の防衛省が開発したものより転倒後の復帰能力が高く、森の中も飛べる
- ごく軽量であればガスや放射能センサーなどを搭載できる
球体無人航空機のGimballは、クラッシュしても、ジャイロシステムで再び空中へ復帰することができます。
スイスの設計・開発チームEcole Polytechnique Federerale de Lausanne (EPFL)に所属する共同開発者の1人、Adrien Briodさんが持つこの昆虫型(?)ロボットは、球体無人航空機(≒フライングドローン)。
球体であることとジャイロ効果によって、飛行出来る姿勢を常時維持することが可能で、森林のような障害物の多い場所でも飛行できます。
直径34センチメートル(13インチ)、自重370グラム(13オンス)で、30グラムまでの重量を持ち上げることが可能で、ガスや放射能センサーを運ぶことができるとBriod氏は説明。
An insect-like, crash-happy flying robot
日本の防衛省で開発されたマシンと大きく違う点は、ピボットによって駆動部分が自由自在に回転するところ。
駆動系や回路が積まれたコア部分は、水平・垂直方向それぞれの回転軸を持つローリングケージで囲われており、体勢を立て直さなくてもいつでも上へ浮上出来ます。
- 2011年10月20日、東京の科学未来館で開催されたデジタルコンテンツEXPOにて、防衛省 技術研究本部 先進技術推進センター 佐藤文幸さんが行った球体飛行体のデモンストレーション
立ち入れなくなった放射能が漏れた原発などの危険区域や災害地での使用など、平和のために活用されるといいですね。
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