「地上の楽園」モルディブが抱える「毒の爆弾」、ゴミの島
モルディブと言えば、サンゴと青い海に囲まれたインド洋に浮かぶ素敵な地上の楽園!高級リゾート!というイメージ。ところが、飛行機がモルディブに近づいて高度を下げると見えてくるのは、島の真ん中からうねりながら昇る煙。
首都マレ(Male)から船で約30分で行けるティラフシ島(Thilafushi Island)には、ゴミの山が広がっています。毎日200トンのゴミが廃棄されており、内50トンは観光者のごみ。
ゴミは全く分別されていないまま山積みにされています。移民労働者たちがゴミの山からペットボトル、エンジンオイル、金属、紙類などを手作業で回収してインドへ送りますが、残りのゴミはその場で焼却処分され、埋め立てに利用されます。
「地上の楽園」が抱える「毒の爆弾」、モルディブのゴミの島
この中には見落とされた電子機器や電池などが有毒煙や鉛の漏出をもたらしており、有毒物質がサンゴから始まる生態系に悪影響をもたらすと懸念されています。
政府は観光者に対して、「PCなど、有毒なゴミになるうるものは持ち帰るように」と呼びかけていますが、ゴミの分別や回収、処理場の設置、環境モラルの教育などが最重要課題ではないでしょうか。
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