一般的なタコ「マダコ」も毒を持っている!?日本の海でも猛毒ダコに注意

2017/10/07

皆さんはタコが毒を持っていることをご存知ですか?

猛毒があり、かまれると最悪の場合は死亡する恐れがある「ヒョウモンダコ」が神奈川県沿岸で2013年4~6月に相次ぎ捕獲され、自治体が海水浴客に注意を呼びかけています。

2013年:猛毒ダコ注意 神奈川沿岸で捕獲、かまれると死亡も
温暖化で北上か
2017年:徳島の磯で猛毒ダコ捕獲 注意呼びかけ

猛毒を持つヒョウモンダコについて注意喚起を促すニュース

ヒョウモンダコは、本来は九州以南からオーストラリアにかけて暖かい海に多く生息しているタコですが温暖化によって生息域が広がっているとみられており、2009年には北九州で発見されて以降、発見例は徐々に北上しています。

ヒョウモンダコ自身にテトロドトキシンを生成する能力はありませんが、フグを食べることでその毒を体内に蓄積しているとされています。触ったり刺激を与えない限り、向こうから襲ってくることはなく、関係者は「見つけても絶対に触らないで」としています。


「テトロドトキシン」をもつヒョウモンダコの外観

普通のタコも毒を持っている!?

実は一般的に料理に使われているタコ、「マダコ」も毒を持っていることをご存知ですか?知らない人も多いのではないでしょうか。

マダコは「チラミン」という毒を持っており、人間でも噛まれると相当な期間にわたって痛みが続きます。夏には海で釣りをしたり海水浴をしたり、生きているタコに触れる機会があるかもしれません。触る際には十分注意しましょうね!


チラミンという毒を持つ、日本で最も一般的な蛸である「マダコ」