もはやターミネーター!アメリカの国防当局がヒト型ロボット「アトラス」を披露
米国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency, DARPA, ダーパ)は、映画ターミネーターに登場しているようなヒト型ロボットを披露しました。
このロボットアトラスは、ロボットメーカーのアメリカの「ボストン・ダイナミクス社」が当局の委託を受けて開発したもので、身長は約190cm、重さ約150kg。2本の腕と28の油圧関節を持っており、頭部に3D認識をする為のステレオカメラを持ち併せ、主要なコンピューター部分は体内に搭載しています。
Meet ATLAS!
DARPA主催の大会「ロボティックスチャレンジ(DRC)」に登場
「アトラス」は2013年12月、危険な災害現場で活躍できるロボット開発を目指してDARPAが主催する「ロボティックスチャレンジ(DRC)」に登場。
大会を勝ち抜いたチームは補助金を受け取って、2014年12月開催の決勝戦に進出。災害現場では通信が途切れることも想定され、人が通信復旧して指示しなくてもロボット自らが独断で任務を遂行できる能力が求められており、決勝ではさらに過酷な課題が待ち受けることに。
大会で競われる能力
- 車の運転
- 複雑な地形の歩行
- 障害物を除去して建物内に入る
- 階段の昇降などの能力
- 各種工具・道具を使いこなしてのバルブ締め
- コンクリート壁の破壊
などなど。まさに人が成すような技術や能力が求められます。アトラスの手首はモジュール式になっており、用途に応じて手先を付け替えたり、手袋をはめたりすることも可能。
DRC出場ロボットは、例えば2011年に起きた日本の福島で起こった東京電力福島第一原子力発電所事故のような、放射線・放射能によって人間が立ち入るには危険すぎる現場での活動を想定。アトラスはDRCの一次選考を勝ち抜いた7チームそれぞれに支給され、各チームがプログラミングして、12月にフロリダ州で開かれる大会に出場。
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