米IT企業4強がこぞって新社屋の建設を計画!
アメリカ企業の多くが所有不動産圧縮を進める一方で、同国の大手企業4社(Google、Apple、facebook、amazon.com)は、それぞれ成功を誇示するかような壮大なデザインの新本社屋建設計画を進めています。
グーグルのグーグルプレックス、アップルの宇宙船、フェイスブックのオープンオフィス、そしてこれら3社に続いてアマゾンもシアトル中心部への緑に囲まれた3つのドームなどから成る新社屋建設計画を発表しました。
アングル:米IT大手4強の新社屋、「転落ジンクス」回避なるか
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE94S03U20130529
それぞれの壮大なデザイン
グーグル:グーグルプレックス
シリコンバレーのマウンテンビューにある現在の本社近くに新たな社屋を計画。長方形の9棟の建物は庭を囲むように建てられ、それぞれの棟が連絡橋で繋がっているデザイン。
アップル:宇宙船
71万 m2の敷地内に、26万 m2のリング型の巨大建築物を計画。 生前には創業者スティーブ・ジョブズ氏も建設計画に関わっていました。建設費用は最大50億ドル(約5100億円)で、約1万2000人収容可能。もはやスター・ウォーズのデス・スター。
フェイスブック:フェイスブック・ウエスト
カリフォルニア州メンロパークの本社キャンパスに加え、新たに建設予定。広さはサッカーコート7.5面分。設計は建築界のノーベル賞とも呼ばれるプリツカー賞受賞経歴のある著名建築家フランク・ゲーリー氏が担当。一度もドアを通らずにビル内を移動できるオープンフロアのオフィスで、屋根には屋上庭園まで。
アマゾン:緑に囲まれた3つのドームなどから成る新社屋
シアトル市に提出された建設企画書によると、アマゾンの新社屋は鉄骨とガラスを主張した高さ約30 mの3つのドームなどで構成された壮大なデザイン。
amazonだけこじんまりしてる感が凄いですが、高さ30 mと言えば10階建てビルに相当します。
過去を振り返ると、企業が豪華な自社施設の建設に躍起になっているときはその企業の栄光がピークに達した時期と重なることが少なくないのも事実で、特にITバブル崩壊時には様々な転落のジンクスが生まれました。しかし一方で、新しいタイプのテクノロジー企業による本社建設は、長期的に見れば生産性の向上やエネルギー効率の改善などが見込める賢い選択だとの見方もあります。スタンフォード大学で建築設計プログラムを教えるジョン・バートン氏は適切な環境にあれば、社員らの生産性は高まる。コストは割高になる可能性がある一方、5%の生産性向上につながるのであれば、建設は非常に賢い選択かもしれないと述べています。
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