iPhone5Sの指紋認証は偽造で不正アクセス可能!ドイツのハッカー集団ら
2013年9月20日に日米中などで発売を開始し、最新2機種の発売後3日間の販売台数が計900万台を超え、過去最高となっているスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」ですが、2013年9月22日に早速ドイツのハッカー集団らが「iPhone(アイフォーン)5s」に搭載された指紋認証機能「Touch ID」を迂回する方法を発見したと明らかにしました。
iPhone5sの指紋認証は、ホームボタン上に指を置くだけでロック状態を解除したり、「iTunes Store(音楽・動画配信サービス)」で購入できたりする機能。
iPhoneのセキュリティに詳しい2人の専門家は、独ハッカー集団「カオス・コンピューティング・クラブ(CCC)」が同機能を破ることに成功したようだと語っていますが、その方法については実証していないといいます。CCCは指紋認証を迂回する様子を写したとされる動画をyoutubeに投稿しました。
iPhone 5S fingerprint crack by Jerman Hackers gretz CCC
この動画の通り、指紋の偽造シートを利用することでiPhone5sにアクセスでき、撮影したユーザーの指紋を透明シートにプリントすることで指紋を偽造したといいます。CCCのメンバーはウェブサイトで、「セキュリティ強化策として何にでも指紋を採用すべきではない。指紋はどこにでも残るし、そこから偽造するのは極めて簡単だ」とコメント。
CCCによると指紋認証を採用する他のほとんどの機種にも、同様の方法でアクセスできたらしく、これについてアップル側にコメントを求めたものの回答は得られなかったということです。
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