安倍首相がポツダム宣言をまともに読んでいなかった件

2016/05/09

2015年5月20日の党首討論において、自民党の安倍首相が共産党の志位委員長に問い詰められ、「ポツダム宣言をまだつまびらかに読んでいない」とポロリとこぼしたことが話題に。

ポツダム宣言は認めないとの主旨

ポツダム宣言(ポツダムせんげん、英語: Potsdam Declaration)は、1945年(昭和20年)7月26日にアメリカ合衆国大統領、イギリス首相、中華民国主席の名において大日本帝国(日本)に対して発された、「全日本軍の無条件降伏」等を求めた全13か条から成る宣言。

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志位委員長の党首討論

安倍首相は「ポツダム宣言には詳しくない」と言っていますが、ポツダム宣言はたったの13か条で10分もあれば読める非常に短い文章です。

2005年発行の雑誌の対談で、安倍総理は「ポツダム宣言というのはアメリカが原爆を落とし、日本に惨状を与えた後、『どうだ』とばかりにたたき付けたものだ」と語っていました。

テレビ朝日

安倍首相の知識だと、原爆投下後にポツダム宣言が出されてそれを押し付けられたとの認識のようです。

ところが実際には、ポツダム宣言は1945年7月26日に出されています。

戦後レジーム(せんごレジーム)とは戦後(第二次世界大戦後)に出来上がった世界秩序の体制(ヤルタ・ポツダム体制=YP体制)や制度の事を指す。「レジーム(Regime)」は「体制・政治体制」などの意味で、フランス革命以前の旧体制を意味したアンシャン・レジームなどの用例が存在し、政権交代などにより体制転換が行われることを「レジーム・チェンジ」と呼ぶ。

Wikipedia

13か条しかない文を読めない人が103条まである日本国憲法を読んでいるとは到底思えませんね。

私は総理大臣なんですから

更に、安全保障関連法案について法案についての説明は全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですからと、わけの分からない理論を展開。

安倍首相答弁、抽象論に終始=「国民理解」程遠く-安保法制

https://archive.is/Jna5i

一晩で2つも名言を残されるなんて、さすが一国の首相ともなると違いますね。