スペインのキリストのフレスコ画で観光客が殺到!

2016/10/26

2012年にスペインの教会で、とあるお婆ちゃんによって「修復」されたキリストのフレスコ画が話題を呼びましたが、それが奏功し、逆に多数の観光客を招き寄せて地元の町を沸き返らせています。 セシリア・ヒメネスさん(81歳)が修復したフレスコ画があるのはスペイン北東部ボルハの教会です。数千人規模の観光客が押し掛けるのを受け、教会は以前からフレスコ画観賞の入場料徴収も開始していますが、その7万人分の入場料5万ユーロ(約650万円)が地元の慈善団体に寄付されました。

レストランやバーの客も増え、絵はがきやたばこのライターなど特産品の生産、販売も計画されています。得た収入はヒメネスさんと地元当局の間で折半する予定。

アメリカの競売サイト「イーベイ」で作品を売っていたヒメネスさんは今週、ボルハで個展も実施。キリスト画修復では散々な酷評を受けましたが、中には真価をうかがわせる作品も飾ってあるのだとか。

英紙デーリー・テレグラフによると、ヒメネスさんは「私は幸せ。非常に素敵な人々は私をたくさん支えてくれた」などと喜んでいます。

個展は2013年8月24日まで開催されます。