燃費はリッター33.3km!?限定生産のポルシェ918スパイダー、手作業による組立ラインの動画が素敵!

2016/05/04

全世界で918台だけ限定生産されるポルシェ918スパイダー(Porsche 918 Spyder)の手作業による組み立てラインの様子がyoutubeで公開されています。

ハイブリッドスポーツカー「918スパイダー」は、4.6 LV8エンジンと3つの電気モーターを持ち、モノコックの躯体とリムーバブル式の屋根パネル(スパイダー)は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で作られています。

動画では、内装の革を丁寧に張り付けたり、手を油まみれにしながら1つ1つエンジンパーツを組み立てたりしながら最高級スポーツカーが完成するまでの様子が描かれています。
手作業による塗装だけでも63000ドル(約750万円)もするんだとか・・・それだけで一般高級車が買えちゃうよ・・・。

Porsche 918 Spyder Assembly Line 2014

ドイツ北西部ラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクにあるサーキット「ニュルブルクリンク」の北コース(全長20.832 km)では、2013年9月4日に6分57秒というタイムを叩き出しています。
これは2015年1月時点では歴代4位の記録。
サーキット走行専用車を含む市販車での北コースの主な記録|Wikipedia

スペック詳細と4つの走行モード

ポルシェ918スパイダーのスペック詳細
項目仕様
パワートレイン4.6リッターV8エンジン、154 hpの後輪駆動用電気モーター、127 hpの前輪駆動用電気モーター
パワー最高出力887 hp/最大トルク129.9 kg・m
トランスミッション7速「PDK
加速(0-100 km/h2.8秒
最高速345 km/h
駆動方式全輪駆動
車体重量1674 kg
座席数2
燃費3.0 L/100 kmNEDC値)
価格684,800ユーロ(約9650万円)

ポルシェ918スパイダーには4つのモードが用意されており、デフォルト設定であり最も燃費効率のいいEパワー(E)モードでは、3.0 L / 100 kmという超低燃費走行も可能です。

Eパワー(E)

デフォルト設定モード。速度150 km/hまでは電気モーターのみでのゼロエミッション走行。フル充電時航続距離は最長約30 km

ハイブリッド(H)

エンジンと電気モーターを組み合わせて、最大限に燃費を重視する。

スポーツハイブリッド(S)

エンジンでの駆動をメインにして、バッテリーを一定レベル維持しながらモーターも動かすことで公道で力強い走行を行う。最高速度でより効果を発揮する。

レースハイブリッド(R)

エンジンを最大限の推進力とし、余力で充電やモーター駆動を行う。トラック走行時に有効。燃費は考慮されない。

ホットラップ

レースハイブリッドモードの状態で中央の赤いボタンを押すと機能するモード。(レースハイブリッド(R)モードに属する5つ目のモード)
エンジン、モーターで生み出された出力を全て費やして高速で走行することに特化する。再充電すら行わないので、バッテリーはすぐに消耗する。

Nordschleife vs. Porsche 918 Spyder – 6:57

下はノーカット版で、終盤にある直線では最大出力で走るためにステアリングの右下でモードを切り替えている様子も見ることができます。

Porsche 918 Spyder Record Lap Onboard

【試乗記】「まさに10年に一度のクルマ」 ポルシェ「918スパイダー」に乗る(ビデオ付)autoblog
http://jp.autoblog.com/2014/02/08/2015-porsche-918-spyder-review-first-drive-video/

乗り物

Posted by とざなぼ