天の川とアンドロメダ銀河が衝突した「Milkomeda」シミュレーション映像
天の川銀河(銀河系)とアンドロメダ銀河は約40億年後に衝突し、20億年かけて1つの巨大な楕円銀河「ミルコメダ (Milkomeda)」を形成すると予想されています。
西オーストラリア州にある電波天文学研究国際センター(Icrar)によって作成されたMily WayとAndromedaが合体した「Milkomeda」を3Dでシミュレーションした動画がこちら。
左が天の川、右がアンドロメダ。
動画は何十億年もの長い年月を2分ほどに凝縮してあります。
天の川銀河は約3000億個の恒星を持ちますが、アンドロメダはそれより遥かに大きく1兆個の恒星を持っており、実質的には合体というよりも天の川が吸収される形となります。
こうやって見るともう地球には住めなくなるくらいめちゃくちゃになりそう・・・
地球は大丈夫!?どうなる!?
ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの2人の科学者は、50%の確率で太陽系は現在の位置と比べて銀河核からの距離が3倍程度の位置に移動し、12%の確率で太陽系が銀河から弾き出されるが、系に反作用は発生せず、太陽系に対する擾乱は発生しないと考えています。
簡単に言ってしまえば、銀河レベルではめちゃくちゃになるものの太陽系までもが同様にめちゃくちゃになることはないということ。でも『なんだ、じゃあ大丈夫か』とはいかない様子。
この衝突とは別に、太陽の光度は徐々に強くなっており、現在から14億年後には地球表面では液体の水が存在できないほど温度が高くなって生命は全て死に絶えると予測されています。
つまり人類が生存するには、太陽の熱で地球が干からびる前に新しく住むことができる星を見つけたりそういった環境を自ら作り出す必要があるということ。
現代のような目まぐるしい科学の進歩を垣間見ると10億年もあればできない気もしませんが、人類同士で争っている場合ではありませんよね・・・。
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