絶滅寸前、割れたカカポの卵を粘着テープでとめておいたらヒヨコが生まれた!
カカポとはフクロウオウム(梟鸚鵡)のことで、カカポは世界で唯一飛べないオウム。ニュージーランドのタラ島にあるカカポ保護センターで母鳥の巣から発見されたこの卵には、殻に沢山のヒビが入っていました。
保護センターのスタッフ、ジョー・レディントンさん(Jo Ledington)が発見した時、殻には全体的に沢山のひび割れが見られました。幸いにも卵の内側にある膜が無傷だったため、彼は殻を粘着テープを貼り合わせて補強し、卵を温めることに。その結果、見事孵化させることに成功、「Lisa One」と名付けられました。
Lisa Oneの性別はまだ不明ですが、性別が特定できるほど成長するまで、温度を一定に保つ機器「インキュベーター」を使って24時間体制で育てられます。
激減するカカポ
1000年前に人間が島へやってきて以来、食糧としてや羽を目当てに狩ることでカカポの生息数はどんどん減少し、現在では絶滅に危機に瀕しています。
無事に孵化することが出来たヒナは、現存するカカポの125体目の個体となりました。
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