平均海抜2メートル!水没しそうなキリバスの一家がNZに「環境亡命」を申請!
2013年10月16日、キリバス出身の家族が地球温暖化による海面上昇を理由に「環境亡命」を求めてニュージーランドの裁判所に訴えを起こしました。
33もの環礁・島々からなるキリバスは海面上昇による水没の危機にさらされている国のひとつで、海面からの高さの平均がたった2メートルしかありません。 「生命の危機」や「迫害の恐れがある」等の要件を満たしていないとして亡命申請を却下されたIoane Teitiotaさん(37歳)はこれを不服とし、「キリバスには安心して住める場所はない!」とオークランドの高等裁判所に訴えを起こしました。
Teitiotaさんは2007年にNZへ移り住んでいます。
弁護士は、「難民の扱いを定めた法律は第二次世界大戦末期につくられたもの。深刻な環境破壊から逃れる人々などの事情を反映していない」と批判。
NZ入管当局は、訴えが深刻であると認めつつも、「キリバス人が危機回避に努める中、Teitiotaさんだけ申請許可するわけにはいかない」とコメント。
キリバス共和国は、太平洋上に位置するギルバート諸島、フェニックス諸島、ライン諸島の一部等を領土とする国家で、イギリス連邦加盟国で。約10万人が暮らしています。
ちなみに、キリバスの平均海抜は2mですが、日本の平均海抜は394メートル、世界の平均海抜は840メートル。
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