超ユニーク!ニューイヤーコンサート2009「ラデツキー行進曲」で見せたバレンボイムの指揮
毎年1月1日(元日)の正午になるとスイスのウィーンで行われるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による「ニューイヤーコンサート」。例外を除けば1939年から毎年開催されているこの演奏会の模様はライブで世界中に中継されており、日本でもNHKで放送されています。
2009年に行われたコンサートの指揮者はダニエル・バレンボイム氏で、彼にとって初めてのニューイヤーコンサートの指揮でした。
「ラデツキー行進曲」では観客が手拍子するのが習わし
- ラデツキー行進曲
ニューイヤーコンサートではアンコールとして演奏される3曲のうち、2曲目に『美しく青きドナウ』(ヨハン・シュトラウス2世)、最後の曲に『ラデツキー行進曲』(ヨハン・シュトラウス1世)を演奏するのがならわしとなっている。
また指揮者がその手拍子を打つ観客を指揮することも恒例となっている。- ダニエル・バレンボイム
- 名前
- Daniel Barenboim
- 生年月日
- 1942年11月15日
- 出身
- アルゼンチン ブエノスアイレス
- 職業
- ピアニスト
- 指揮者
- 略歴
- アルゼンチン出身の、ユダヤ人ピアニスト・指揮者。現在の国籍はイスラエル。ロシア出身のユダヤ系移民を両親として生まれる。
-
5歳のとき母親にピアノの手ほどきを受け、その後は父エンリケに師事。両親のほかにピアノの指導を受けてはいない。
常時暗譜でピアノ演奏できる曲目は300曲を超えるといわれており、短期間に膨大な演奏や録音をこなすことで有名。 - ニューイヤーコンサート2009、ニューイヤーコンサート2014の指揮者。
演奏が始まり、すぐさま観客たちが手拍子を始めると、彼は観客たちの手拍子を制止して静かに!ここに手拍子は要らないよ。ほら、演奏をよく聴いて。とアピールすると観客たちはクスクス笑い始めます。それを口パクで(ブラボー)と褒めた後、ここぞというところで大きく指揮棒を振りかざして手拍子を促します。
また、違う場面では観客に向かって投げキッスをしたり、身振り手振りで観客の笑いを誘ったりと、茶目っ気たっぷりに観客を指揮しちゃうバレンボイム。
観客と一体となり笑いに包まれたコンサートホールは新年に相応しいほのぼのとした光景ですね。
2014年の指揮者もバレンボイム
ニューイヤーコンサート2014の指揮は5年振りにバレンボイム(2回目)です。
2002年には小澤征爾 氏が日本人として初めて指揮に携わったこの演奏会。毎年恒例の最後のこの曲や客席の雰囲気は指揮者によって大きく異なります。お正月にこれらをふと思い出したら是非見てみてください。
- バレンボイムによる2014年の指揮
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません