推定貯水量117000リットル!?マダガスカルにある樹齢1200年のバオバブの木(画像)
マダガスカル島にあるバオバブの中で最も有名な木の1つ、まるでやかんみたい!1200歳程度とされるこのバオバブに蓄えられている水の量は推定でなんと117000 L=117 m3=117トンもあるというから驚き!
サン=テグジュペリの童話星の王子さまにも登場するバオバブ(英名:Baobab、学名:Adansonia)はアオイ目アオイ科(クロンキスト体系や新エングラー体系ではパンヤ科)バオバブ属の総称。
バオバブの名は、16世紀に北アフリカを旅したイタリア人植物学者がバ・オバブと著書に記したのが始まりで、もとはアラビア語のブー・フブーブ(種がたくさんあるもの)から来ているという説がありバオバブ属はアフリカ、マダガスカル、オーストラリアに分布しています。
幹の中はまるでスポンジのようにスカスカの構造で水が沢山蓄えられ、貯水タンクの役割を果たしています。木材としてはとても柔らかく軽量。
バオバブの葉っぱの量が幹の大きさに対して少ないのは、葉からの水分蒸散を最小限に抑えるためと考えられています。葉の量がこんなに少なくてもこれだけの大樹に成長できるのは、樹皮の下にも葉緑素があって全身で光合成を行っているからだそう。
いくらなんでも、そんなに蓄えられるのかな?
と疑問に思うも、[ 直径4 m(半径2 m)、高さ10 m ]と仮定して計算してみると・・・
公式:πr^2×H=V (半径×半径×円周率×高さ=円柱体積)
2×2×3.14×10=125.6 m3(立方メートル)
となるので、あながち間違いではないみたい。
一般的な若いバオバブはもっと小さく、大きいものでも貯水量が10トンと言われており、このやかんが如何に特大かがわかります。
確かに種がたくさんあるものですね!
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