ロシアの衛星が中国の気象衛星「風雲1号C」由来のデブリと衝突!

2017/01/19

米アナリティクカル・グラフィックス社(AGI)の研究部門CSSIは8日、ロシアの小型衛星ブリッツと、中国の気象衛星「風雲1号C」に由来する宇宙ごみ(スペース・デブリ)とが衝突したと発表。

風雲1号Cは地球を南北に周る極軌道気象衛星で、中国が1999年に打ち上げたもの。老朽化したことで2007年1月11日に衛星破壊実験の標的として利用された際に無数の破片や残骸が軌道に飛び散り、いまも多くが高速で地球を周回しています。

スペースデブリはものすごい速さで飛んでいるため、例え小さな部品でもぶつかると大きな損害をもたらします。更に、今回のこの衝突でロシアの小型衛星「ブリッツ」が一部損壊したことで、新たなスペースデブリが発生したそうです。

まさに負の連鎖。漫画にあるプラネテスのスペースデブリ問題も現実味を増してきそうですね。

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