イルカの狩りの仕方がすごい!実は狩りまで知的だった

2018/08/02

イルカといえば体重に占める脳の割合(脳化指数)がヒトに次いで大きいことから、知能がとても優れている海棲の哺乳類として既にお馴染みですが、実は狩りまでとっても知的だったのです。

Dolphins trick fish with mud “nets" – One Life – BBC

浅瀬にやってきたイルカの群れは、既に獲物の小魚をここまで追い込んできたようです。

そのうちの1匹が単独となり、ドルフィンキックで浅瀬の泥を巻き上げて煙幕を作ります。ぐるぐると中心へ向かって渦を巻いて泳ぐことで魚も一緒に渦の中央へ追いやられます。

そこへ他の仲間のイルカがタイミングよく寄ってきて、一斉に渦の周りでスピンをして水しぶきをあげると、音で驚いた魚たちは逃げ場を失った上にパニックになって水面へ飛び跳ねだします。

あとは水上に口を開けるだけで魚から飛び込んできてくれるわけです。頭脳明晰なイルカだからこそできるチームプレー!

ちなみに、イルカは鼻のうと呼ばれる器官からおでこのように膨らんだメロンという組織を通じて高周波(超音波)のクリック音を出して魚をしびれさせたり、音波による反響定位(エコーロケーション)障害物を把握することができるそう。