サルパ(salpa)とか言う謎の透明生物を漁師が海で捕獲

2017/09/14

ニュージーランドの漁師が透明のエビかクラゲのような得体の知れない生物を釣り上げました。

Now that’s a jelly fish! Stunned fisherman catches wobbly shrimp-like creature that’s completely see-through

このニュースを取り上げた英文記事

海洋無脊椎動物

ニュージーランドの漁師、スチュワート・フレイザーさん(Stewart Fraser)が2人の息子を連れてカリカリ・ペニンシュラから北の沖43マイル付近で漁獲作業を行っていたところ、この生物を発見しました。

このシースルーの謎の生物の正体はサルパと呼ばれる海洋無脊椎動物です。
サルパは体長が1 cm~最大10 cmほどで、今回見つかったサルパはその中でも特大級です。

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サルパの生態

サルパは赤道付近と、冷たい海域の領域に生息。透明な身体は海水に浸かるとより透明と化し、天敵からの襲撃を避けることが可能です。
ゼラチン状の身体をポンプとして利用し、体内に取り込んだ海水を噴射して推進力を得ます。また、内部に取り込んだ水をフィルターにかけて植物プランクトンを濾し採って食べています。

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生きているサルパを撮影した水中動画

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警戒心より好奇心が勝ったことで手掴みしているんでしょうが、こんな得体の知れない生き物を素手で触るとは・・・凄い勇気ですね。