お勧めのクラシック曲、ヴァイオリン編(有名な曲)
とても高貴な音色を奏でるヴァイオリンの曲は、聴いていて心が安らぎます。
でもヴァイオリン曲に興味があるものの、とりあえずどれを聞けばいいの?という人も多いかと思います。
そこで、ベタなヴァイオリン曲をご紹介します。(随時追加します)
クラシック曲って第一楽章から第三楽章まであるものが多く、もの凄く長い曲が多くてどんな風に聴けばいいのか分からないかもしれません。もしかしたら最初から聴くのが苦痛かもしれません。でも、第3楽章だけ聴きたければそこだけ聴けばいいのです。
現代の流行歌のアルバムでも全部聴くわけじゃなくて、アルバムの中でも好き嫌いがあって曲を飛ばしたりしませんか?あんな感覚でいいのです。
目次
ドビュッシー
前奏曲集 第1巻 第8曲亜麻色の髪の乙女(La Fille aux Cheveux de Lin)
本来はピアノ曲ですが、ヴァイオリンのための編曲版としてはヤッシャ・ハイフェッツによるものが有名で、演奏しやすいよう半音高いト長調に編曲されています。
- ヤッシャ・ハイフェッツ
Jascha Heifetz plays La Fille Aux Cheveux De Lin
ドヴォルザーク
ユーモレスク 第7曲 ポコ・レント・エ・グラツィオーソ(変ト長調)
この曲は本来はピアノ曲ですが、フリッツ・クライスラーによるヴァイオリンのための編曲がとても有名です。
- ヨーゼフ・ハシッド
Josef Hassid(1923年12月28日 – 1950年11月7日)はポーランド出身のイギリスのヴァイオリニストで、フリッツ・クライスラーから200年に一度の逸材と言われるほどの天才でした。
しかし、プロとしてデビューした直後に失恋が元で統合失調症を患い、ロボトミー手術という脳外科手術を受けた後にその後遺症が元で26歳で死去した悲劇のヴァイオリニストです。非業の死を遂げた彼に思いを馳せると、涙無しにこの演奏を聴けません。
- 録音日:
Josef Hassid – Dvorak – Humoreske
マヌエル・デ・ファリャ
スペイン舞曲(Danse Espagnole)
マヌエル・デ・ファリャが作曲したはかなき人生(La vida breve)をフリッツ・クライスラーがヴァイオリンのために編曲したもの。
- ジネット・ヌヴー
Ginette Neveu(1919年8月11日 – 1949年10月28日)はフランスの女性ヴァイオリニスト。パリ音楽院を11歳で首席で卒業した天才ですが、30歳の時にアメリカへ向かうために搭乗した飛行機で墜落事故に遭い、この世を去りました。
墜落したのはポルトガルのリスボンから1500 kmほど西の大西洋に浮かぶアゾレス諸島のサンミゲル島の山中でした。Ginette Neveu – De Falla 'La vida breve’
- 録音:1935年
- 場所:Warsaw
メンデルスゾーン
ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、通称メンコンは世界三大ヴァイオリン協奏曲のひとつに数えられる名曲中の名曲です。
私はこの曲に関して色んなヴァイオリニスト達の100を超える演奏を聴いてきましたが、一番オススメの演奏はこのシャルル・ミュンシュが指揮しているものです。現時点でこれを超える演奏はありません。
- ヤッシャ・ハイフェッツ(1959年)
- 第1楽章00:00-
- 第2楽章11:00-
- 第3楽章18:05-
- ヴァイオリン:ヤッシャ・ハイフェッツ (Yasha Heifetz)
- 指揮:シャルル・ミュンシュ Charles Munch
- オーケストラ:ボストン交響楽団(Boston Symphony Orchestra)
- 録音日:1959/02/23 or 25 場所:Symphony Hall, Boston
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 ハイフェッツ/ミュンシュ Mendelssohn Violin Concerto e-moll op.64
- ヤッシャ・ハイフェッツ(1949年)
下にある1949年の演奏も好きですが、やはり1959年の方が好きです。
- Jascha Heifetz, violinist
- Sir Thomas Beecham, Royal Philharmonic
- Recorded June 10, 1949
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲
世界三大ヴァイオリン協奏曲といえば次の3つ。
- ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
- メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
- ブラームスのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
しかし、このチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35(通称:チャイコン)を加えて世界四大ヴァイオリン協奏曲とすることもあります。
一般的に、チャイコンと言えばピアノコンツェルト1番ではなく、このヴァイオリンコンツェルトを指します。
- ヤッシャ・ハイフェッツ
ハイフェッツ推しですみませんが、この演奏は本当にいいです。
- 指揮:フリッツ・ライナー
- オーケストラ:Chicago Symphony Orchestra
- 録音日:1957/04/19
- 場所:Orchestra Hall, Chicago
- 00:00 – Allegro moderato
- 15:50 – Canzonetta, Andante
- 21:23 – Finale, Allegro vivacissimo
[HQ] Jascha Heifetz – Tchaikovsky’s Violin Concerto in D major, Op. 35
- ダヴィッド・オイストラフ
Tchaikovsky – Violin concerto – Oistrakh / Philadelphia / Ormandy
ハイフェッツに比べて抑揚が大きく、独特のリズムで演奏します。
- ナタン・ミルシテイン
Nathan Milstein – Tchaikovsky – Violin Concerto in D major, Op 35
ハイフェッツやオイストラフに比べて、どんな曲でもレガートに演奏する傾向にあるので、初めての人にとっては聞きやすい演奏のように思います。
J・S・バッハ
お馴染み、大バッハことヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)。
バッハの曲はBWV988などの番号で呼ばれることがありますが、BWVとはバッハ作品主題目録番号のことです。
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番(BWV 1006)
この曲は、ラフマニノフによるピアノ編曲も有名です。
- ヤッシャ・ハイフェッツ
天才、Jascha Heifetzによる演奏。動画は複数曲が詰め込まれたリストになっていますが、1曲目の7分30秒頃のガボットを聴けばああこの曲かと思うはず。ドラマオレンジデイズでも柴咲コウが妻夫木聡を前にしてヴァイオリンで弾いていましたね。(古い)
ニコロ・パガニーニ
24のカプリース(24の奇想曲)
- ヤッシャ・ハイフェッツ
ヴァイオリン協奏曲第2番
- サルヴァトーレ・アッカルド
Paganini – Violin Concerto No. 2 ' La Campanella '
パガニーニ作品の演奏家として名高いSalvatore Accardoによる演奏。
ラ・カンパネッラ
パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のロンドの主題を編曲したラ・カンパネッラ。
- レオニード・コーガン
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