大量のメトロノームが生きてるかのように同期していく様子が狂気じみてた

楽器を演奏するときや一定のリズムを刻みたい時に使うメトロノームを大量に用いて、それらを同期させる実験がとても面白かったのですが、それと同時に、まるで生きているかのように呼応する様子が狂気じみてるとなぁ・・・と思ったので紹介します。

メトロノームは、糸やヒモで吊り下げられた板上の台の上に乗っていて、メトロノームの振り子がチクタクと動くと、その衝撃や振動でほんの少しだけユラユラと動くような造りになっています。

手作業によって最初は全てバラバラのタイミングで鳴り出す64個のメトロノームですが、徐々に足並みを揃えていきます。

これらのメトロノームは全て同じ方向に揃えて並べられています。

メトロノーム同期 (64個)

緑色、赤色、オレンジ色、青色の4色があって、終盤になるにつれて、ちょっとでも揃ってない個体いると極端に目立ちます。

これ見た人がまるで軍靴のようだと表現していますが、単に足並みが揃っているから、というだけではなくてバラバラだった個体がもぞもぞと何を根拠ともせずに流されるようにして足並みを揃えていく感じを表現していて、言い得て妙だなぁと。

メトロノーム同期(円形)

一方、円形に沿って配列されたメトロノームでの同期実験がこちらです。

段々揃い始めたと思ったら、同じタイミングで揺れるのではなくてスタジアムでのウェーブパフォーマンスのように隣り合うメトロノームの個体が順番に揺れていくのが分かります。