蚊に刺さされにくくする方法、刺されないためにすべき対策
夏場に屋外にいると蚊に刺されることは多くなります。特に野外にいると刺される頻度はグンと高くなります。
蚊に食われる事は誰もが痒くて嫌なはずなのに、その対策をしっかりと行っている人は意外と少ないようです。蚊を寄せ付けない、蚊に刺されないためには一体どのようなテクニックや対策を講じればいいのでしょうか?(虫除けスプレーが最強であることは承知の上で)
一番刺されやすい時間帯は夕方
まぁこれは経験則で多くの人が知っていることだと思いますが、一番刺されやすい時間帯は夕方です。
日本で夏場によく見るのは「ヒトスジシマカ」と「アカイエカ」の2種類です。この2種類はそれぞれ活動時間が異なものの、夕方前後はどちらも活動するので特に刺されやすくなります。
活発に動き回る時間を避けることが出来れば、それだけで蚊との遭遇率を低くすることができます。
- ヒトスジシマカ
ヒトスジシマカ(一筋縞蚊)は俗にいう「やぶ蚊」。活動時間は昼から夕方。
- アカイエカ
アカイエカの活動時間は夕方から夜、深夜。ヒトスジシマカに比べて羽の音が大きい。
寝ている時に「プゥィー・・ィィイィ・・ィィン」という羽音を鳴らしながら刺してくるのはイエカ。
白い服を着る
色の薄い服を着ること。白色が最も安全な色で、黒色が最も危険な色です。
しかしこれは直接的な色の問題ではなく、光吸収率の違いで起こる温度差によるものです。
蚊はサーモグラフィーのような能力を持っているので体温が高いほうが刺されやすく、黒色の服は光を吸収して発熱するので蚊を寄せ付け易くなります。
しかし、これを逆手に取ることもできます。直接的に着る服は白色にして、カバンやリュックなどの間接的なアイテムの色を黒色にすれば、蚊はそちらに集まるので忌避効果を期待できます。
蚊の好きなもの、嫌いなものを知る
- 蚊の好きなもの
- 高い体温
- 汗(水分)
- 汗に含まれる乳酸
- 二酸化炭素(CO2)
- 皮脂
- 花の香り
- 蚊の嫌いなもの
- 柑橘系の匂い
- バジルなどの香草
日経新聞に面白い比較対象一覧がありました。
「蚊は夏場以外は花の蜜を吸っているのでフローラルな花の香りに寄ってくる」という話もありますが、日経新聞の検証では何も付けないよりかはアロマスプレーを付けた方が忌避効果を発揮しています。1
そしてビールを飲むと蚊は寄ってくるようですが、これはビールに限らず二酸化炭素が沢山溶け込んでいる発泡性のお酒を避けた方がいいようです。
また、ニンニクを食べると狙われ易くなる様子。つまり、真夏の夕方に黒いTシャツを来てビール片手にバーベキューでニンニクの効いたお肉なんか食べてるとかなりヤバイってことですね。
足の常在菌の種類を減らす
2016年に、京都教育大学附属高校に所属して当時2年生だった生徒が凄いことを発見しました。
足の常在菌の種類が多いと、蚊にさされやすいというのです。2
実際、足首から下をアルコールティッシュで拭いたら刺された箇所が1/3に減りました。
スプレーを自作する
材料 | 分量 |
---|---|
水 | 90 ml |
ハッカ油 | 20~30滴 |
無水エタノール | 10 ml |
このスプレーを携帯して、小まめに吹き付けると効果的です。
ただし、足の裏の常在菌を殺菌するためには、アルコール濃度10%では低すぎます。もし足の裏を殺菌したい場合、アルコール濃度60%以上のほうが効果的なので、専用に作ることをおすすめします。3
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