ツタンカーメン王の容姿を最新の仮想剖検技術で完全再現!

2016/05/05


Flickr:Carsten Frenzl


紀元前1333年頃 – 紀元前1324年頃に在位し、古代エジプト第18王朝のファラオだったトゥト・アンク・アメン (Tut-ankh-amen)。

生前のツタンカーメン王は一体どんな容姿をしていたのか、仮想剖検技術(Virtual autopsy)によって完全再現された姿がこちらです。

The REAL face of King Tut: Pharaoh had girlish hips, a club foot and buck teeth according to 'virtual autopsy’ that also revealed his parents were brother and sister

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2799418/king-tut-girlish-hips-club-foot-buck-teeth-according-virtual-autopsy.html

ツタンカーメンの父親はアクエンアテン(アメンホテプ4世)で、母親は父アメンホテプ4世の同父同母の姉妹。つまり兄妹(姉弟)同士の間に生まれた子。(うーむ・・・ちょっとこれは危険な配合ですが)

近親交配で生まれた弊害として、変形した背骨、欠損した足の指、臓器疾患など遺伝による先天的な疾患を多数患っていた可能性が非常に高いことは既に確認されており、今回行われた仮想剖検でも、やはりその特徴を捉えています。



Flickr:Guillaume Baviere

そして全体像がこちら。


検査の結果によると、ツタンカーメン王は出っ歯で女の子らしいお尻をしていて、先天性内反足だったと考えられるといいます。

いかにも虚弱体質そうな体つき。

研究,歴史

Posted by とざなぼ