ナポレオンの椅子が破損!美術館員が座りたい衝動に抗えず
2014年2月10日、ナポレオンの出身地、フランス・コルシカ島アジャクシオ(Corsica, Ajaccio)にある美術館は、展示していた椅子の表面に張った革と木製の構造部の一部が破損したことを認めました。
この椅子は1808年からナポレオン皇帝本人が使用していた折り畳み椅子。イスを展示していたフランスの美術館の館員が、その椅子に座ってみたいという衝動を抑えられずに座った結果、重みに耐え切れず椅子が破損したといいます。
フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)は遠征の度にこのイスを使用。座面には赤い革が張られており、映画監督が座る「ディレクターズチェア」のよう。
椅子が破損したのは2月6日でしたが公表されず、他地方から急に来た修復専門家を追っていた複数の地元紙が暴露しました。
学芸員によれば椅子はかなり修復されたものの、以前より見栄えは劣るといいます。問題の館員は懲戒委員会にかけられる予定。
この椅子は同美術館が2月13日から5月12日まで開催する企画展展示物の1つ。ナポレオンが当時使用した家具・調度類(ベッド、テーブル、椅子、食器棚)や遠征時に使用した現存する最後のテントが展示されます。
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