大学にパンツ一丁姿のおっさんの銅像設置!大学生「怖いから撤去して」、校長「断る」


2014年2月3日、マサチューセッツ州拠点のウェルズリー大学(Wellesley College)のキャンパスに本物のオッサンそっくりの銅像が設置されました。

彫刻家のトニー・マテッリさんが制作したこの銅像のタイトルは「夢遊病患者」。

Sleepwalker statue by Tony Matelli at Wellesley College, Wellesley, MA

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この彫刻のパンツ姿の男性は、一部の学生の不評を買ってしまい撤去要求の署名運動まで起きています。大学に提出された撤去に関する嘆願書には、「この彫像は不安や恐怖を呼び、性的暴行に関連した思念を起こす引き金になる」とあり、既に約300人が署名。



彫刻家トニー・マテッリさん(Tony Matelli)

しかし、2月5日に校長と美術館長のリサ・フィッシュマン氏(Lisa Fischman)は共同声明で「優れた芸術作品には、個人的感情の深部を刺激して思わぬアイデアを生み出す力がある。この銅像もそれにあたる」と主張し、撤去には応じない方針。

大学の講師は「女性しかいない環境にパンツ一丁のイカれた男がいるなんて、不快感を引き起こすのが目的なんでしょうね。確かに悪い意味ではなく不穏な感じがします。」と理解を示す人もいるようです。

ただ、この銅像にタイトルが無ければ、多くの人が「ただの変質者」と思うでしょうね・・・。

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