6億円のストラディバリウスが強奪される!情報提供者には報奨金1000万円
右がアーモンドさん
2014年1月27日、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーで6億円の価値があるとされているヴァイオリンの名器「ストラディバリウス(Stradivarius)」が盗まれる事件が発生しました。これについて1月31日にミルウォーキー交響楽団は、情報提供者には10万ドル(約1000万円)の報奨金を出すと明らかにしました。
アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari、1644年 – 1737年12月18日)が1715年に製作したストラディバリウスのひとつ「リピンスキー(Lipinski)」は300歳にもなるとても希少なもので、オーナーがコンサートマスターであるアーモンドさん(Frank Almond)に貸与していたもの。
27日の夜、ストラディバリウスの所持者でバイオリニストのフランク・アーモンドさんは、ミルウォーキー郊外で同楽団で演奏を終えた後、何者かにスタンガンで襲われてバイオリンを強奪されました。
彼はウィスコンシン州ルーテル学院大学でのコンサートの直後に強盗に合う
リピンスキーでのアーモンドさんの演奏
名器「ストラディバリウス・リピンスキ」
ストラディバリウス・リピンスキ(Stradivarius Lipinski)は、ヴァイオリンの名手パガニーニのライバルとしても知られるポーランドの名ヴァイオリニスト、カロル・リピンスキの名を持つ名器で、この銘器のために作曲された音楽があるほど。
ジュゼッペ・タルティーニ、カルロ・リピンスキ、レントヘン一族、エヴィ・リーヴァクの手を経てフランク・アーモンドに受け継がれてきました。
ジュゼッペ・タルティーニ( Giuseppe Tartini, 左)、カロル・リピンスキー(Karol Lipinski, 右)
エンゲル・レントゲン(Engelbert Rontgen, 左)、エヴィ・リーヴァク(Evi Liivak, 右)
ストラディバリのイラスト
ストラディバリウスのそれぞれの愛称や所有者の一覧・起源はこちら
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