エメラルドの塊をくりぬいて作った350年前の宝飾時計

2016/05/06

ひとつの大きなコロンビア産エメラルドの結晶をくりぬいて作られたこの宝石の懐中時計はスチュアート朝時代から地下にで眠っていたジュエリーです。

2013年10月11日から2014年4月27日までロンドンミュージアムで「ロンドンの失われた宝石展」として臨時展示。

Vogue’s Carol Woolton and the Cheapside Hoard

六角柱状のエメラルド塊から作られた宝石は戦火を免れる

テューダー朝のエリザベス1世の時代からスチュアート朝初期に作られたと見られるこの美しい宝飾時計は、ロンドンを中心として17世紀に起こった第一次イングランド内戦(English Civil War, 1642年 – 1646年)を免れて1912年6月、ロンドンにある地下室の床下から発見されるまで250年以上ずっと眠っていました。

これらは金細工職人や宝石商が埋蔵したと見られています。



サファイアと真珠でできたビザンチンジュエリーのペンダント

ロンドン失われた宝石展(London’s Lost Jewels)

このほか、博物館の臨時展示ではネックレス、指輪、香水瓶、カメオなど等、同じ時期の様々な宝飾品500点余りも公開されています。

白瑪瑙(シロメノウ)と青瑪瑙(アオメノウ)で作られたビザンチンのカメオ

サラマンダーのブリーチ

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