バスの複層ガラスに閉じ込められた水の不思議な動き

バスに乗り込んでふと窓を見ると複層ガラスに溜まっていた水。バスが走り出すと、この水はとても面白い動きを見せてくれます。

Water trapped in double glazed bus window.Ride the wave

複層ガラス

複層ガラス(ふくそうガラス)とは、複数枚の板ガラスを重ね、その間に乾燥空気やアルゴンガス等が封入された(または真空状態にした)中間層を設ける形で1ユニットを構成するガラスを指す。

中間層は密閉されているため、基本的に中間層の厚さが増すほど断熱性能が高まるが、封入された気体に対流が発生する程厚くなると断熱性能が頭打ちになる。

ただし、中間層にガラスを追加することでこの問題は解消できる。

多くの先進国では、エネルギー消費量を抑えるために複層ガラスの利用が義務化されているが、日本では特に規定されていない。

Wikipedia

中空層は通常6 mmと12 mmの厚さがあり、12 mmのほうが断熱性能に優れています。

それ以上の厚さになると空気の対流が生じるため断熱性能は変わらなくなります。また、遮熱の性能値は中空層の厚さの違いによる差はほとんどありません。

日本板硝子

進行方向である右側へ加速すると水は慣性の法則で追いやられて左へ傾き、速度が変化したり、凸凹の石畳の上を走ると不思議に波打ちます。

暫く眺めていても飽きそうにないこの動き、撮影者さんもずっと眺めていたのかもしれませんね。