1分で分かる!絞め技でオチた場合の簡単で正しい蘇生法
あなたは絞め技の蘇生法を知っていますか?絞め技を掛ければ相手は気絶するということは誰もが知っていますが、蘇生法は知られていません。
絞め技でオチた場合、すぐ蘇生させなければ脳への酸素供給に滞りが生じ、脳に障害の残る可能性があります。蘇生方法は、絞め技を知らない人も知っておくべきかもしれません。
絞め技は、首の動脈を圧迫することで血圧の急低下によって起こる頚動脈洞反射による頚動脈洞性失神と呼ばれる人体特性を利用した技です。
具体的な蘇生方法
なんと、足を身体より上部に持ち上げるだけという実に簡単なもの。具体的には、次の手順を踏みます。
- 脱力しているかを確認
- 仰向けにする
- 柔道着などを緩める
- 足首を持ち上げる
たったこれだけ。これによって、足の血液が脳へ流れやすくなり、短時間での蘇生に繋がります。ただし、最初の確認で対象者の体が脱力しておらず強張っている場合は単なる失神ではないと考えられるため、無闇に体を動かさない方が無難とのこと。
過去には、胸部を圧迫するなどの処置法があったそうですが、今では邪道とされているのだそう。
絞め技でオチた際の正しい蘇生法
これらはあくまで緊急の処置方法です。絞め技そのものが人体にとって決して良いものではありませんので、蘇生方法を覚えたからといって素人が無闇に絞め技を掛けないように!
迷ったらすぐ119番通報や心臓マッサージやAEDを使用しよう
- 迷ったらすぐ心臓マッサージやAED 「死戦期呼吸」とは?
心臓病や不整脈に詳しい、立川病院病院長で日本AED財団理事長でもある三田村秀雄さんへのBuzfeedのインタビュー記事です。
絞め技に限らず、目の前で人が倒れたら迷ったらすぐ119番通報や心臓マッサージやAEDを使いましょう。
- AED
AEDとは、Automated External Defibrillatorの略称。自動体外式除細動器のこと。
心停止(必ずしも心静止ではない)の際に機器が自動的に心電図の解析を行い、心室細動を検出した際は除細動を行う医療機器。
AEDや心臓マッサージしてはいけない時とは?
たぶん多くの素人のひとがこんな疑問を持っているはずです。
してはいけないタイミングで心臓マッサージして、症状が悪化するかもしれないから怖い。
心臓動いてるのにAED使ったら、逆に電気ショックで心臓止まるんじゃないか?
でも結論を言うと、そんなことはありません。と。
心停止をしていない人に心臓マッサージやAEDを行なっても大きな問題は起こりません。
死戦期呼吸がどんなものか、下の動画で確認できます。
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