【再送】歯科医院で7千人がHIVや肝炎感染の恐れ 米オクラホマ州


2013年3月28日、アメリカの衛生当局によると、オクラホマ州の歯科医院で過去6年間に診療を受けた患者約7000人が、エイズウイルス(HIV)や肝炎ウイルスに感染した可能性があると明らかにしました。

問題が発覚したのはオクラホマ州タルサでスコット・ハーリントン医師が営む歯科医院。調査が開始された時点で、医師は自主的に診療を中止しています。

調査の結果、ハーリントン医師の診療行為には膨大な安全基準違反があったほか、州の歯科関連法令にも重大な違反があったことが判明。

2007年以降にハーリントン医師の診療を受けた患者には告知し、B型肝炎、C型肝炎、HIVの検査を受けるよう呼びかけています。

ただ、患者の記録が残っていたのは過去7年分だけで、2007年以前に同歯科医院で治療を受けた患者には、告知状が届かない可能性があり、2013年3月30日から当局無料で検査を受け付け、ホットラインも設置しています。

ただしこうした環境でウイルスに感染することは極めて稀だということです。