美しい!カンナで削り出す幾何学模様の伝統工芸「寄木細工」

2016/05/05


風光明­媚な自然に囲まれたこの町で、江戸後期から続く伝統工芸「箱根寄木細工」を継承する本間昇さんの工房。完成するまでの作業工程は多く複雑で、一連の技術を習得するのに最低10年はかかるといいます。

様々な異なる幾何学的な模様の種木を組み合わせて1つの「種板」を作り、種板を大鉋で削り出す「ヅク」の厚さは0.15mm以下。木箱などの他の木製品の表面にズクは貼りつけてそれらを装飾します。

寄木細工職人、本間 昇さんとヅクを作る。

寄木細工

寄木細工(よせぎざいく)とは、箱根や海外の土産物屋でよく見られる伝統工芸品。縞、市松、紗綾型、麻の葉、マス、矢羽根、青海波など日本の伝統文様を木で寄せた技法。