マラソンはチーズバーガーを食べるくらい健康に悪影響を及ぼしている!?
ランニングは寿命を6年延ばすと言われています。しかし最近、マラソンのような極端にハードなスポーツでの身体への悪影響と、 チーズバーガーを食べる健康への悪影響は同類であるとの説が出てきています。
控えめな運動なら恩恵が大きいのに対し、過剰な運動では恩恵を失うことを示す証拠が増えてきているのです。最近の研究によると、その境界線はランニングにして1週間30マイル(約48キロ)だといいます。
極端にハードなスポーツを行うと、心房細動(不整脈の一種)や冠動脈疾患等にぜい弱になることによって恩恵は相殺される可能性も。
また他の小規模な研究では、マラソンランナーには高水準の冠動脈プラークが確認されており、これは理論的には厳しい運動が引き起こす症状です。
しかしスポーツ医学専門家たちは、この警告が立証されているか否かで意見が分裂しています。何故かというと、極端な運動をする人1人につき運動しない人は何千人もおり、この警告を「運動しなくていいんだ!」という名分として受け止めて余計に運動しなくなる人が大勢いるかもしれない上に、極端な運動が有害だと断定するには程遠く、他の研究結果と矛盾する部分もあるため、結論付けるには尚早だというのです。
しかし最近、スポーツ医学界は「長距離ランニングに絶対的に近い心疾患予防効果がある」との神話を覆し始めています。
10.4年間に渡るこれらに関する調査で、心臓発作を生き延びた被験者2377人のうち526人が亡くなり、71.5%の死因は心血管疾患でした。この調査で発見されたことは、「心臓発作から生還後にランニングかウォーキングをするほど心疾患で死亡する確率が低下する」というものですが、これには制限条件があります。
ランニングの距離は1日7.1km(1週間で48km)、ウォーキングでは10.7kmまでです。
そしてこの論文は、研究テーマについて「過度の運動は、死亡率を大幅に増やす」と結論付けました。
これらに対して150回以上マラソンをしたベテランのランニングコーチ、マーク・サリバン氏は「わたしは全く心配して いない。煙草を吸い、チーズバーガーを食べて100歳まで生きる人々がいる」と笑い飛ばしています。
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