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what3words, 住所不定でも郵便物を受け取る事ができるシステム

現在普及している住所システムは長らく世界的に使用されてきました。
しかし現行の住所システムが最も優れているかというとそうでもなくて、郵便物が誤って配送されることもありますし、誰がどの住所かということについて役所での手続きが必要になり、これらは非常に煩雑でコストもかかります。

イギリスの企業what3wordsがこれらを解決してくれそうな面白い住所システムを提供しています。

世界の75%=40億人が住所不定

世界135カ国で75%の人が住所を持っていません。これは全世界で40億人の人々が正確な住所を持っていないことを意味します。

住所を所有していないと、郵便物を受け取る、銀行口座を開く、選挙の投票を行う、など市民としての権利を享受することができていません。

イギリスの企業what3wordsが3 m×3 mで世界を57兆個の住所に分割

what3wordsは独自に世界のあらゆる場所を3 m×3 mの57兆個にも及ぶグリッドに分割し、それぞれの9 m2のグリッドを3つの英単語の組み合わせで表現・識別しています。

紛らわしい同音異義語や人を不快にさせる可能性のある単語は取り除き、スペルの似ている単語はそれぞれを地理的に非常に遠い位置に配置して散りばめることで、すぐにミスだと分かる仕組みになっています。

下記リンクから実際に使用することができます。

検索バーに住所や地名や施設名称を打ち込むか、普段マップアプリケーションを使うように操作して位置を指定すると、画面の下に3単語で表現されたアドレスが表示されます。

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例えば、東京駅のこの地点ならtourist.usual.hounded

単純な3つの英単語の組み合わせは誰でも簡単に覚えることができ、このアプリケーションはオフラインでも機能します。

配達時には実際のGPS座標に置換され、高精度でその9 m2の位置を指定することができます。

このサービスは執筆時点では下記の9ヶ国語に対応していますが、ほぼ月ペースで随時拡大されていくとのことです。

  • ドイツ語
  • 英語
  • スペイン語
  • フランス語
  • イタリア語
  • ポルトガル語
  • スウェーデン語
  • トルコ語
  • ロシア語

2016年7月からモンゴルがシステムを導入

日本の人口密度は340.8人/ km2ですが、モンゴルの人口密度は2人/ km2、日本の1/170です。

モンゴルでは多くの遊牧民が暮らしています。ゲルと呼ばれる移動式の住居を使って牧草地を転々とする彼らの所在地は日々変化するため、現行の住所システムは他国に比べて特に機能していません。what3wordsはうってつけのシステムと言えます。

創設者でCEOのChris Sheldrick氏、Jack Waley-Cohen氏、地理学者でリバプール大学で教授を務めるRobert Barr氏らによると、モンゴルの国営郵便配達サービスであるMongol Postがライセンス料金をwhat3wordsに支払い、ユーザーはiOS版Android版app、或いはウェブサイトからスマートフォン等を使ってそのサービスを利用します。

what3words | 3 mins | Chris & Jack from what3words on Vimeo.

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