小惑星の地球衝突リスクは予想以上に高い、人工衛星で事前に監視する計画、B612財団

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2014年4月22日、アメリカの非営利団体「B612財団」が発表した内容によると、都市を破壊する威力を持つ小惑星の地球への衝突の可能性について、これまで科学者らが考えていた以上に高いといいます。

包括的核実験禁止条約機関が集めたデータでは、西暦2000─2013年の間に大気圏内で爆発した小惑星の数は26個。

この26個には2013年2月にロシアのチェリャビンスク州で起こった爆発で1000人以上が負傷した2013年チェリャビンスク州の隕石落下も含まれています。

都市を破壊する規模の小惑星が地球に衝突する可能性は100年に1回程度と考えられていますが、確実な証拠に基づくものではありません。

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B612財団共同設立者で元宇宙飛行士でもあるエド・ルー博士(Dr Ed Lu)は「小惑星による影響は非常にまれだと一般的に考えられているが、これは間違っている」と語っています。

大気圏内で爆発する隕石は、毎年2個程度の頻度で地球の各地に堕ちています。衝突箇所を表した動画がこちら。

The effect of asteroid impacts on Earth by B612 Foundation

地球全体のマップには、衝突した場合の威力をTNT火薬に換算して、1─10キロトン、10─20キロトン、20キロトン以上と3種類の色分けと落下位置が記されています。

人工衛星「センチネル」

ルー博士は、「大きなアパートがマッハ50(約61250km/h)で向かってくるようなもの」と、直径40メートル程度の小惑星でも都市を破壊しうると指摘。

そこで同財団は、人工衛星を打ち上げて小惑星を探し出して事前に予見しようと計画しています。

宇宙赤外線望遠鏡を搭載した人工衛星「センチネル(Sentinel=歩哨)」を周回させます。2018年に打ち上げ予定で、2024年までの6年半のうちに地球の近傍98%の50万個もの小惑星の動きを観測します。

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そらすことは実は難しくない。地球は時速10万kmで太陽を回る軌道を移動しており、1年間に10億km移動する。10年間だと100億kmとなる。地球の直径は1万3000kmで、直径分の距離 公転軌道を移動するのに要する時間は7分半である。したがって衝突を回避するためには、小惑星が地球軌道を通過するのを3分早めるか、3分遅らせればよい。衝突するのが10年後であれば、小惑星に与える必要のある速度の変化は秒速1mmである。これは、宇宙船を衝突させたり、近傍に留まらせて重力を与え続けることで達成できる。

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