サプール、貧しくてもスーツでオシャレを競うコンゴ紳士の生き様がかっこいい!

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ポール・スミスの2010年春夏ロンドンコレクションはある男たちのファッションがモチーフでした。それはアフリカ・コンゴの伝統的なスーツファッションを嗜む紳士たちです。

コンゴ共和国やコンゴ民主共和国には、1920年代から続くファッション文化を受け継ぐ「サプール」と呼ばれる紳士たちがいます。

サプールは、とてもダンディー且つエレガント!
色鮮やかな着こなしが特徴的で、世界一おしゃれで世界一見栄っ張りな男たち、世界一服にお金をかける男たち「サプール」とは一体どんな人たちなのか。NHK地球イチバンでお笑い芸人ダイノジの大地洋輔さんが取材していました。

サプールとは?

取材していた場所はコンゴ共和国の首都ブラザビル(Brazzaville)。
平均月給は日本円にして2万5000円で、3割の人々が1日の生活費130円以下で暮らしている貧困層だそうですが、彼らサプールは貧乏であっても服や靴に掛けるお金を惜しまず、本物のプラダやKENZOといったブランド物をも入手します。

人呼んで「世界一優雅な男達」。彼らはブランドの音を響かせながら服で競い合います。

サプールSAPEUR)とは、フランス語のSociété des Ambianceurs et des Personnes Élégantesの頭文字をとったサップ(サペー、SAPE)を楽しむ人のこと。
その人のこと自体をサップと呼ぶ場合もあり、日本語訳には「おしゃれで優雅な紳士協会」や、「エレガントで愉快な仲間たちの会」、「おしゃれで優雅な紳士たち」などがあります。
コンゴ共和国は1880年から1960年までフランスの植民地支配下にあり、その時にフランス人の着ていたスタイリッシュで清潔感のある盛装に、独自の色彩感覚と感性を加えて昇華させたものがサップです。

サプールになるには服を買うお金が必要で、仕事をしてお金を稼がなければブランド品は買えません。そのため、多くのサプールは休日である土日にだけ現れます。
彼らは派手な色を遣いながらも品良く見せます。三色以内が最もエレガント。そして歌舞伎役者のように大きな見栄をきり、とにかく気どって歩きます。ブランド物だとわかるように敢えてタグを見せびらかすのも彼らの流儀です。

ずいぶんと高そうですが、どれくらいお金をかけているのか。
とあるトラック運転手は給料の40%以上を、自動車整備士は60%、洋服店経営者は50%などなど。
平均すると、支出の4割(38.5%)を衣服に費やしています。

支出に占める服や履物の割合
順位 国名 比率
1 ロシア 9.17%
2 イタリア 7.02%
3 エストニア共和国 6.70%
28 日本 3.45%

出典:2012年OECD National Accounts

「サプール、貧しくてもスーツでオシャレを競うコンゴ紳士の生き様がかっこいい!」への4件のフィードバック

  1. 感動した。こういうポリシーがある生き方を見習いたい

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