自身の筋肉を電源にする心臓ペースメーカーの技術をKAISTが開発

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1950年にカナダ人の技術者ジョン・ホップス (John Hopps) によって設計・製作された初期の心臓ペースメーカーは体外式のみで使用者にとって大きな苦痛を伴いました。

近年ではその技術開発は進み、インプラントにまで進歩しました。しかし、現在でもそれは完璧とは呼べません。商用電源が必要だった初期型に比べて格段に進化したペースメーカーですら7年毎に電池交換の外科手術が必要なため、患者の生命を潜在的に危険に晒しています。

韓国科学技術院(KAIST, Korea Advanced Institute of Science and Technology)の材料工学の教授ら率いる研究グループはこの問題に対処するため、患者自身の筋肉の動きをエネルギーに変換することで「半永久的に動力を持つ電源内蔵型心臓ペースメーカー」を開発しました。

Self-powered Pacemaker

上の実験動画では、柔軟性を持つ圧電素子のナノ発電体(flexible piezoelectric nanogenerator)を指で動かすことで得た電力を使い、ラットの心臓へ刺激を与えることに成功しています。

これらの技術が確立できれば、電池交換が不要のペースメーカーを開発できるだけでなく、心筋梗塞などの疾患の発生を未然に予防するためにリアルタイムで心臓をモニタリングすることが出来る医療用計測装置などの開発も可能になると期待されています。

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