キリストが最後の晩餐で使った「聖杯」を特定か、スペイン(レオン)の教会

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スペイン北西部レオン(Leon)のサン・イシドロ教会(San Isidro)には以前から古い杯(さかずき)が展示されていますが、歴史家が著書によって「これこそ聖杯だ」と指摘したことから見物客が教会に詰めかける事態になっています。

2014年3月末、レオン大学(Leon University)の中世史の講師マルガリータ・トレス氏(Margarita Torres)と美術史家のホセマヌエル・オルテガ・デルリオ氏(Jose Manuel Ortega del Rio)らは、この杯はイエス・キリスト(Christ)が「最後の晩餐」で使用した伝説の聖杯と主張する共同著書「Kings of the Grail(仮:聖杯の王たち)」を出版しました。

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この杯はこれまでレオンの王、フェルナンド1世(Fernando I、西暦1037~1065年在位)の娘、インファンタ・ドニャ・ウラカ(Infanta Dona Urraca)のものと考えられていました。

以前展示していた場所は狭く、噂を聞きつけて押しかけた大勢の観覧者に対応できなかったため3月28日に別の場所に移設しています。

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杯には2つのゴブレット(脚つきのグラス)が上下につながった形をしており、金細工に加えて天然鉱物の瑪瑙(めのう)やオニキスで作られた宝石が散りばめられています。
2011年、著者の両氏はエジプトのカイロ(Cairo)にあるアズハル大学(Al-Azhar University)で、羊皮紙(ようひし)に書かれた複数枚の文書を発見して以来、3年間にわたって研究を行った結果、瑪瑙製で一部が欠けたこの杯の上部と羊皮紙に描写されていた杯の形が一致したことから「聖杯」と断定しました。

しかし、聖杯とされる杯はヨーロッパだけでも200個程度存在しており、著書では、それらのうち有名なものをいくつか取り上げ、その真贋を検証しています。

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