生きた筋肉で動くロボット「bio-bots」がイリノイ大で開発される!ターミネーターまでもうすぐ?

2016/05/05

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イリノイ大学の教授ラシッド・バシル氏(Rashid Bashir)とアベル・ブリス氏(Abel Bliss)率いる研究チームらが、電流によって筋肉を制御する事が出来る「歩行するバイオロボット」を開発しました。生きている筋肉で動くロボットの作成はこれが初めて。

このロボットは筋肉の伸縮を利用して動くことが可能で、ロボットは生物的なパーツと工学的なパーツを組み合わせて作られています。

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伸縮を繰り返して画面左へ移動

3Dプリントによる柔軟性のあるハイドロゲル(3D printed flexible hydrogel)が2本の足を繋ぎ、それに沿うようにして動力となる筋肉(Engineered muscle)が2本の足に架かるように搭載されています。(紫の部分)

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筋肉が伸縮するとハイドロゲルはそれに従い柔軟にしなります。

動力となる筋肉は、骨格筋の細胞をむき出しのまま成長させてあるもので、電気パルスによって制御できます。彼らは心臓の細胞でもこれらを試みましたが、心臓の細胞は常に収縮しようとするため電流によって制御できなかったといいます。

この研究結果は米国科学アカデミー紀要(pnas)で報告されています。
Three-dimensionally printed biological machines powered by skeletal muscle|Proceedings of the National Academy of Science(pnas

ターミネーターのようなサイボーグマシンが製造されるのも時間の問題でしょうか!?

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