数百度の熱い氷!?超高圧で生成される「第15相(XV相)の氷」

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氷には沢山の結晶が存在することは広く知られていますが、何百度もある「アツアツの氷」が存在することをご存知ですか?実験室環境で生成される「XV相の氷」です。

高圧相氷

無色透明で六方晶系の結晶を持つ雪の結晶は、圧力を変えることで相変化を起こし、結晶構造や物理的性質に差が現れ、様々な高圧相氷になることが知られています。

氷の相とは
水分子がどれだけ緊密に、どのような構造で配列されているかに基づいて氷を分類したもので、特に極めて高い圧力下では、水素結合が縮んで水分子の配列が変わり、氷IIから氷VIIまで様々な相が存在します。

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縦軸が温度、横軸は気圧。1 GPa は大気圧の1万倍。10Gpaの状況下でも、何百度にもなる氷VIIが存在しますが、「XV相の氷」は更に高圧・低温の環境でのみ生成されます。

「XV相の氷」は2009年に発見されたものですが、この論文の共著者でイギリス、オックスフォード大学の博士 Christoph Salzmann 氏は「我々は「水の相図」から疑問符を取り除いた」と語っています。

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