目の中を泳ぎまわる虫のようなものの正体「ブルーフィールド内視現象」

2016/10/26

目を開けているとヒモか糸くずのような何かが飛んでいるように見えるやつ。これ、飛蚊症とは違いブルーフィールド内視現象といいます。

空や障子といった明るくて均質な背景があると見えやすく、青空の妖精と呼ばれる小さな明るい光点が視野の中を急速に動きまわる現象をいいます。正体はなんと、目の網膜の前にある毛細血管の中を流れる白血球です!

初めてこの現象を臨床的に記述したドイツ人の眼科医リチャード・シェーラー (Richard Scheerer) よりシェーラー現象とも呼ばれています。

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ブルーフィールド内視現象のイメージ
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網膜の前を走る毛細血管

ちなみに、ギュッと目を強くつぶった時に見えるチカチカするやつは眼内閃光 (Phosphenes)といいます。眼を閉じたときに眼球を圧迫するなどして網膜を刺激することによって光の知覚が生まれる現象なので、明かりや光の無い暗闇でも見ることができ、黒い背景の中を赤や緑といった点が沢山見えたりします。

これらの現象は内視現象と呼ばれる視覚現象の一種で、他にもハイディンガーのブラシなどが存在します。