英妃入院先に「なりすまし電話」をして看護師を自殺に追い込んだ豪ラジオDJが「トップDJ」に表彰される・・・

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2012年末、自らをイギリス王室メンバーだと嘘をついてキャサリン妃の容態を探ろうと病院に電話をかけ、看護師の女性が自殺する騒動となった張本人のオーストラリアのラジオ局DJのうち1人が、同局を運営する親会社から「トップDJ」として表彰されました。

サザン・クロス・オーステレオから「トップDJ」に選ばれたのは、マイケル・クリスチャンさん。もう1人との共同表彰で、ロサンゼルス旅行も授与されました。
クリスチャンさんは2012年12月に同僚のメル・グレイグさんと2人で入院先に電話を掛け、王室メンバーになりすましてキャサリン妃の体調を聞き出していました。直後、その電話を取り次いだ看護師のジャシンサ・サルダナさんは、自分が情報を漏らしたことに責任を感じて自殺してしまっています。

偽電話をかけた当時、クリスチャンさんはシドニーのラジオ局「2Day FM」での仕事を始めて1週間目でした。同局でプレゼンターを務める男性は「クリスチャンさんは良いアナウンサーだ。1度犯した間違いを永遠に責めるべきではない」と述べています。

しかし 一方で、スティーブン・コンロイ豪通信大臣は、クリスチャンさんの表彰について「悪趣味だ」として不快感を表明しています。シドニーの市民らからも、「多くの人に影響を及ぼして、看護師は自殺までしてしまった。これほど間違ったことをした人を表彰することは正しくない」との批判の声も多く上がっています。

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