やるな富士通！紙などの非デジタル媒体データをタッチパネル風に操作できる技術を開発！
富士通 [Fujitsu:6702 株価] が「現実世界と仮想世界とのシームレスな（継ぎ目の無い）データ転送を行うタッチスクリーン」なる、凄いものを開発しました。
タッチパネルの様に実際の紙の上を指でなぞることで文字や写真をデバイスに認識させることが出来ます。
Touchscreen interface for seamless data transfer between the real and virtual worlds
驚くことに、この装置は特別なハードェアを使うことなく通常市販されているウェブカメラとプロジェクターのみで動作しており、画像処理の技術を使ってこの機能を実現しています。
この技術では、従来通り本を読むような動作の場合には動作することなく、指を１本差し出した時にだけ反応するようになっています。
紹介している動画では低解像度のカメラですが、画像処理技術を駆使することで3次元レベルで指の先端の位置を認識しています。そのため、完全な平面でなくとも厚い本を開いたときのような高低差がある場合でも正常に動作します。
現段階ではまだデモンストレーションレベルのため、実際にユーザーに使ってもらった上でブラッシュアップを図っていきたいとしています。また、2014年度を目処に製品化を目指したいとしています。
この技術は、旅行会社でのカウンターや役所での申請書手続きなど、出先での紙媒体の書類手続きに有効活用できそうですね！