【競馬/訃報】名馬逝く。ナリタブライアンの父で名種牡馬のブライアンズタイム(28)が放牧中の事故で死亡

2013年4月4日午前11時50分頃、ブライアンズタイム(Brian’s Time)が放牧中の事故により右後大腿骨骨折を発症したため安楽死の処置が施され、死去しました。28歳でした。

ブライアンズタイム(Brian’s Time、1985年5月28日 – 2013年4月4日)はアメリカ合衆国の競走馬で、ロリダダービー、ペガサスハンデキャップ等に勝利し、のちに日本に種牡馬として輸入された黒鹿毛のサラブレッドで、名馬ナリタブライアンの父。

ブライアンズタイムは1990年代後半にはサンデーサイレンス、トニービンと三強種牡馬として君臨していましたが、その2頭も既に亡くなっており、自身も高齢だったため、後継種牡馬を含めて系統の生き残りをかけて争いました。

代表産駒ナリタブライアンは夭逝してしまいましたが、マヤノトップガンは現在まで種牡馬としてある程度の実績を残しており、タニノギムレットも牝馬の東京優駿(日本ダービー)優勝馬ウオッカを出すなど初年度から好調な成績を挙げています。

しかし、種牡馬となったブライアンズタイム産駒からは、現時点ではブライアンズタイムの名を背負い後継となれるような産駒は出現していません。